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書籍タイトル:はばたけ青年団 研究所報第2集

はばたけ青年団
  • 一般定価

    1,100円(税込)

  • 発行

    日本青年団協議会

  • 目次

    • 第一章 活動家を通して見た青年団
    • 第二章 都市青年の組織化問題
    • 第三章 全国青年大会をささえる青年の活動と意識
    • 第四章 学校教育と社会教育の接点を求めて
    • 第五章 アメリカの青少年問題

はじめに

青年団研究所が発足して二年目に入った。この間、青年団研究所は、青年団の現状分析を中心に精力的に作業を行なってきた。所報第一集「未来をひらけ青年団]は、青年団員をはじめ関係各方面から注目され、青年団の現状に対する関心の深さをあらためて認識させられた。

青年団の全国的状況は必ずしも楽観できる状況にない。団員は現状からの脱皮をめざし、新たな飛躍をめざして、模索をしている。しかし、これからの飛躍は小手先のテクニックでは、いかんともしがたい状況にあるともいえる。いかなる発展も正しい現状認識と科学的な分析による見とおしをあきらかにしかいかぎり望めない。

青年団活動が自然成長性にまかされていた時代は終ったともいえよう。これからの活動は、正しい歴史の発展と科学的な視野を厳しく求められるに違いない。歴史や社会の動向に敏感な青年団活動の創造を築きあげなくてはならない。

青年団研究所は、こうした団員の要求に応えるべく青年団活動の現状を厳しく分析し、新たな青年団活動の方向を見い出す理論的な研究活動もあわせ行っている。青年団研究所は、青年団運動発展のため、これまで青年団がおさめてきた歴史的な成果を大事にするとともに、青年団運動の体質的な欠陥も大胆にえぐり出してゆくつもりでもある。

今回、発刊する研究所報第二集「はばたけ青年団」もこうした見地からの研究調査の成果を収録したものである。ここに掲載されている各先生方の論文は、必ずしも統一された日青協の見解ではない。しかし、少くとも日青協がそうした方向で、運動を模索しているということは間違いのないところである。

私たちは、こうした論文を青年団をはじめ関係各位の方々が率直に批判されることを望むものである。

現在の青年団運動は、これまで運動を築いてきた先輩諸氏をはじめ、関係者の熟い支持によって支えられてきた。しかし、これからの青年団を支え、発展させる最大の保障は、団員一人ひとりが、青年団の現状を正しく認識し、科学的に運動の方向を導き出すいがいにない。その意味で、青年団研究所の所報か多くの仲間に読まれ、青年団論が全国津々浦々で交されるよう望みたい。

青年団に対する社会的期待は大きなものがある。青年団が青年の中核となり、明日の日本を切りひらく中心部隊になってほしいという願いが多くの国民(地域住民)に共通したものとなりつつある。この願いを実現するために私たちは、青年団活動を不動の青年運動に発展させる必要がある。その努力を仲間と力を合せ進めてゆきたい。

昭和57年1月

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