この町で暮らしていくために

　上勝町は人口約１３００人、四国山脈の南東山地に位置する秘境とも呼ばれる小さな町。その豊かな自然に魅了され、会長の粟飯原さんは大阪から移住してきた。同世代の友人を求めていたとき、青年会に出会った。
　これまでの青年会では地元の若者が中心となり地域を支えてきた。しかし現在は粟飯原さんのように県外から移住してきた人が会に集まってきている。会員のやりたいことや地域に対する思いは様々だが、町の役に立ちたいという思いはみんな共通だ。居心地よく暮らすために、やるべきことを日々仲間たちと模索している。
粟飯原さんは、会員が楽しく活動し町のために何かをしようと思えるよう、環境を整えるのが自身の役割であると考えている。
「30年後にみんなでお酒を飲みながら思い出を語り合えるよう、今やれることを精一杯やりたい」そんな熱い想いを胸に、今後も町や仲間のため全力で青年団活動と向き合っていく。