夏祭りの挑戦を経て

鬼北町出身の毛利さん。学生時代を県外で過ごしたが、人の温かさやのどかな自然にひかれ、卒業後に故郷へ戻った。
彼のモットーは「基本的に断らない」で、 職場の先輩から青年団に誘われた時も「地域の同世代とつながりを持てる」と前向きに入団した。 2年目で団長就任を依頼され、当初は戸惑ったものの「交流を深められる」と思い、引き受けた。
それでも困難だったと感じたのは、毎年夏祭りで出店していた屋台の赤字改善だ。団員から意見を募り、メニューを改善。 訪れた方が気軽に買える価格を念頭に置き、新メニューの宣伝に団員一 丸となって取り組んだ。新たな試みで不安もあったが、なんとか黒字化を達成した。売上 金で行った研修旅行で、団員同士の交流も増やすことができ、 絆を一層深められたことは最も嬉しい経験でもある。
団長就任から3年が経ち、コロナ禍でも今まで取り組んだことのない活動を仲間たちとはじめ、やりがいを感じている。団員と、 一つひとつ丁寧に経 験を重ねてきたからこそ、今の自分がいると実感している。
仲間たちと力を合わせ、これからも鬼北町を盛り上げていく。