仲間と全力で楽しさを追い求める

山内さんと鬼北町青年団（以下青年団）との出会いは２０１５年に遡る。山内さんはバレーボールチームの人数が足りないからと中学時代の同級生に誘われ、練習会に参加した。実はそれが青年団活動の一環だった。なし崩し的に入団し活動を続けていると、毎日が楽しく、あっという間に時が流れる。気づけば誘ってくれた同級生も青年団を卒業し、いつしか山内さんが最年長者になっていた。次の世代にバトンを渡すため、２０２１年も押し迫る頃、青年団を卒業する記念として四国各県の青年団との交流会に参加した。そこには、自分よりも年上の青年団員たちもいきいきと活動する姿が。その様子を目の当たりにし、青年団を辞めるはずだった気持ちを一転、仲間と共にまだ見ぬ景色と経験を求めて活動を続けていこうと心に誓った。「一人ではできないことも、みんなの力で可能にできる。だから楽しいし、やめられない」と、山内さんは向き合う気持ちを新たにしている。