はじめに（生きる ～東日本大震災と地域青年の記録～ 「第３号」抜粋）

　第3号では、東日本大震災から3年をむかえる中の地域や青年たちの暮らしの現状と課題を浮き彫りにしていきます。それは、被災地域に暮らし明日の地域を担う私たちだからこそ、取り組まなければならないことだと確信します。

　第1章では、震災から3年が経過した今の地域や青年たちの暮らしの現状を伝える記録を掲載しました。

　第2章では、地域青年団がこの一年取り組んできた実践の一部を紹介し、地域をこえた青年たちの相互交流を記録し、また参加者の感想も収録しました。

　第3章では、青年や地域青年団への意見や提言、応援メッセージを、異なる立場の方からお寄せいただき、また2013年12月に日青協が実施した中国青年代表団による宮城県石巻市他の訪問の記録と感想も収めました。

　震災から3年が経ち状況そのものが変わってゆく中で、今号に限らずこれまで1、2号に手記を寄せていただいた方々、または団体を取り巻く環境も変わっていきます。だからこそ、私たちは改めて暮らしや地域、そしてこれからの日本の姿を見つめ、一人ひとり考えていくことを大切にしていきたいと思います。