よくある質問

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よくある質問

Q.青年団は若者の集団であることはわかりますが、若者が集まる目的はなんですか。
A.青年団は、地域に暮らす若者なら、職業や思想・信条、宗教に関わりなく誰でも入団できます。スポーツや文化活動、郷土芸能、祭り・イベント、ボランティア活動といったものから広く社会に目を向けた活動まで幅広く行っています。こうした活動を若者が集団として取り組むことで、人間として成長していくのです。青年団の目的は、「青年の生活を高める」ことです。「青年の生活を高める」ということは、若者一人ひとりが夢や希望を持てるように社会全体を発展させることなのです。そのためには、若者が集い・連なることが必要になってきます。青年団は、一人の力では解決できない社会の問題や矛盾にたいして団体(組織)として取り組んでいます。
Q.青年団は、とても古い歴史をもっている団体だと聞きましたが、いつぐらいにつくられたのですか。
A.青年団のルーツは、鎌倉時代までさかのぼります。地域の行事や氏神の祭りを行う集団を形成していきました。江戸時代にはそれらが「若衆組」「若衆宿」と呼ばれ、村の若者の仕事や生活の教育・訓練をするための集団がつくられていきました。明治に入ると政府の指導により、青年の修養機関として各地に設立されました。昭和に入ると政府により組織された青年団は、若者を地域から戦場に駆り立てる役割を担いました。戦後、ふるさとにもどった若者たちが、荒廃した郷土を前に「青年が二度と銃をとることがない」平和な社会をめざして青年団を再建していったのです。
Q.青年団は、スポーツや文化活動、祭りや郷土芸能、ボランティア活動から平和運動や国際交流といった非常に幅広い活動をしているようですが、青年団はNPOとは違うのですか。
A.青年団は、日本で最も古いNPO(非営利団体)のひとつであるといえます。1997年に施行された特定非営利活動促進法(NPO法)によって、日本は「NPO時代」を迎えましたが、NPO活動は、非営利の公益のための活動のことです。歴史的に見ても青年団は非営利団体として、地域の中で一定の「公益」の役割を担ってきました。まさに青年団は、青年による青年のための、まちづくり・人づくりNPOであるといっていいでしょう。最近では、青年団の中でNPO法人格を取得するところもでてきました。
Q.まちづくりといわれてもあまり興味・関心が沸きません。もっと具体的なことを教えてください。
A.自分のまちをよくしたい、という思いは誰にでもあると思います。青年団が地域で文化活動、祭りや郷土芸能、ボランティア活動を行うには、青年団だけの力ではなく、多くの大人や子ども、さまざまな団体との連携・協力がなければなりません。そうしたところといろんな人とのつながりをつくることこそが、まちづくりにつながっていくのです。他世代・他団体とを「つなぐ役割」が青年団に求められているといってよいでしょう。青年団は、まちのコーディネーターでもあるのです。
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