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HOMEWeb生きるWeb生きる(年表)佐藤 竜太(福島県会津若松市)

災害は忘れなくてもやってくる

福島県連合青年会 佐藤竜太

 現在は、部門統合での転勤により千葉県市原市で作業・寮生活を送っていますが、自宅は福島県会津若松市です。島国である日本ですが、地震、火山、台風など「天災大国」でもあります。 しかし、悪いことばかりではなく温泉などの産物もあります。福島には磐梯山(ばんだいさん)と呼ばれる火山があります。 地元民謡には「宝の山」と唄われ、雪解け水が田畑を潤し、良質な米・日本酒・農作物を産み出し、観光面においても磐梯国立公園を形成し、スキー場も含め多くの観光客で賑わいます。

 「災害は忘れた頃にやってくる」と言われますが、振り返ると近年は「忘れないうちに」様々な災害が起こっていると感じます。記憶に新しい所では熊本地震や御嶽山噴火、九州北部豪雨、那須スキー雪崩事故などが思い返されます。 やはり私にとっては東日本大震災ですね。当時、余震の懸念や建屋の耐震確認等があり、万が一に備え自宅待機休業になりました。震災時は、原発事故に伴い会社に搬入される資材・原料、車輌も含め放射線測定を実施していました。 また日本国内では、北海道、岩手県についで3番目に面積の大きい福島県です。東西に広いので、日本海側と太平洋側では気候や生活環境が違います。津波が押し寄せた浜通り(はまどおり)は、雪もさほど降らず穏やかな気候です。 私の地元、会津(あいづ)は豪雪地域であり、場所によっては一晩で1mも雪が積もる所もあります。先日の関東大雪で、都市部はつくづく雪に弱いと感じました。関東大雪の当日、職場からの帰り道7kmの所要時間は、2時間もかかりました。

 「災害は忘れた頃にやってくる」とはよく言われますが、災害も多様化している気がします。災害を風化させてはなりません。どんなに技術革新が進んでも、自然の前では無力です。 防災は勿論ながら、減災、つまりいかに災害の被害を最小限に抑えるか、日頃から意識づけをしていきましょう。 私は現在、寮の最上階である6階で生活しています。これからも万が一に備えていきます。

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